投資法人と税会不一致

1.概要 法人税の課税所得の計算は会計上の利益を前提に行われる。会計と税務で取扱いが異なり課税所得と利益に差がでることを税会不一致という。この税会不一致が生じる場合、投資法人で配当を行っていても課税が生じる場合がある。ま … 続きを読む

投資法人の導管性要件

1.概要 投資法人は要件を満たすことで支払う配当を損金の額に算入することができる。この要件を導管性要件という。 2.導管性要件の概要 以下の要件をすべて満たす必要がある。 内閣総理大臣の登録を受けているものであること(措 … 続きを読む

投資事業有限責任組合の税務

1.概要 投資事業有限責任組合は法人格を有しないため、組合自体には課税されず、組合事業による損益は組合員に直接帰属し、組合員において課税される。 2.組合事業による損益の帰属 (1)基本的内容 投資事業有限責任組合は法人 … 続きを読む

特定受益証券発行信託の税務

1.特定受益証券発行信託の定義 受益権を表示する証券を受益証券といい、受益証券を発行する旨の定めがある信託を受益証券発行信託という(信託法185条3項)。 受益証券発行信託のうち、次に掲げる要件のすべてに該当するものを特 … 続きを読む

不動産に対するインバウンド投資

1.外国法人の基本的な課税関係外国法人に対しては、その外国法人が日本国内にPEを有する場合、恒久的施設帰属所得とその他の国内源泉所得に対して法人税が課税される(法法141条1項イ、ロ)。PEを有しない場合、恒久的施設帰属 … 続きを読む